Vol.0747
<タックスニュース>
日税連 ラジオ番組を提供 「オールナイトニッポン」とコラボ企画
日本税理士会連合会(太田直樹会長)は対外広報事業の一環として、ニッポン放送のラジオ番組「オールナイトニッポン」(毎週火曜日~日曜日の午前1時~同3時放送)内のコラボ企画「コラボレートニッポン」を提供している。「コラボレートニッポン」は毎週火曜日~土曜日の午前2時台に約3分間放送されているコーナー。日税連では12月3日~12月28日に合計20回放送されるこのコーナーを提供している。
番組では、税理士がリスナーからの質問に答えながら、税理士という職業の説明や仕事のやりがいなどを伝える。パーソナリティーはアイドルグループ日向坂46の元メンバーで俳優の影山優佳さん。radiko(ラジコ=インターネットラジオサービス)の「タイムフリー」機能を使用すれば、過去1週間以内の放送も無料で聴くことができる。また、関東エリア以外でも、radikoの「エリアフリー」機能(ラジコプレミアムエリアフリー会員登録必要)を使用することで聴取可能となる。
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<タックスワンポイント>
古い機械を除却損に計上、税務署の厳しい目 稟議書などを残して着実な証拠を
「業務用機械が古くなったため買い換えた」、「商品の仕様が変わって古い製造機械が使えなくなった」、「不況で商品の生産が中止になった」――。業務用の固定資産の多くは、こうした理由で使われなくなっていくが、処分せずにオフィスや工場などに放置していれば業務スペースを圧迫するし、固定資産税も毎年かかってしまう。かといって廃棄するにも費用がかかり、なかなか思い切れない。
そこで「有姿除却」という制度を覚えておきたい。これは、使用しなくなったにもかかわらず廃棄や解体をしていない固定資産を、現状の有姿(あるがままの姿)のまま除却損を計上する制度だ。対象資産の帳簿価額から、処分見込価額を控除した金額を除却損として計上できるため、使わなくなった固定資産を処分できずに抱え込んでいる会社にとってはありがたい制度である。
しかし、有姿除却に対する税務署のチェックは厳しい。除却後も使用していたことがバレると当然否認されるし、使用していなくても「今後使用する可能性がないことを立証できない」と指摘されることもある。実際には廃棄していないモノを帳簿上「廃棄した」ことにする以上、税務署に事実上廃棄したと認められるような体裁を整える努力が必要だ。
具体的には、稟議書などによる会社としての判断や、第三者による診断結果を準備しておくというのがひとつの手だ。その機械の最も要となる部分を破砕して、物理的に使用不可の状況にするという方法もある。
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